自律神経失調症を発症しました。また、ひどい低血圧でもあります。それに伴って度々起こるめまいや頭重感と、気分の重さが悩みでした。
自律神経失調症を発症|改善するためにやったこと
わたしは保育士の資格を撮るために短大へ入学。無事、資格を取得し、はじめて勤めたのが乳児院という施設でした。
乳児院は昔で言う孤児院のような場所で、虐待や様々な事情で家庭で暮らせない子供達が住んでいる施設です。よって夜勤もある職場でした。わたしは中学のときに自律神経失調症を発症し、そのときには薬で回復。高校短大、と体力がついてきたからかそれによるめまいの症状も落ち着いてきていました。
が、やはり規則正しい生活があってのものだったようです。勤めはじめて半年あたり、夜勤も頻回になってきてからめまいの症状がではじめたのです。夜勤の最中、朝方になるとひどい頭の重さとめまい。夜勤が終わって家に帰ると、眠いはずなのになかなか眠れない。体のリズムが崩れはじめているのがわかって、それもそれでストレスでした。
職場や周りの人たちに支えてもらいながら3年間勤めたものの、体調の悪化で仕事を辞めざるを得ませんでした。やりがいのある素敵な仕事だったので、そういった生活の不規則さについて行けないのは悔しいことでした。
生活リズム改善が必須
まず生活リズムを改善するために職を変えました。
初めて勤めた職場でも、夜勤を減らしてもらったり、「やらなくてもいいよ」と声をかけていただいてはいたのです。が、やはり同じように仕事をできない申し訳なさはあり、それはそれでストレスになります。
自律神経失調症は過度なストレスも原因になるよう。なのでまず、自分の体の為に環境を変えるのが一番。
せめて夜は眠れる仕事に、と転職活動を行い一般の保育園に勤めはじめました。
あと行ったのは、夜寝る時間と朝に起きる時間をできるだけ一定にすること。そして適度に運動すること。普通のことを言っているようですが、なんだかんだで自分に一番できていなかったことでした。
ただ走ったり歩くだけなのも簡単じゃないから体力をつけながら楽しめることはないかな、と考え山登りも始めました。
1か月後の変化
転職するまでに1ヶ月の期間があったのも良かったのですが、規則正しい生活になっただけで体調が全く違いました。同じ時間に起きて同じ時間に寝ているだけでこんなにも体調や気持ちが整うのか、と不思議なくらいでした。
気分がいいんですよね。めまいも極端に減りました。
登山やランニングを含め、体を動かすようになったこともあってか、動くことが苦で無くなって行きました。
自律神経失調症によるめまいは病院で診断をうけていたものの、冬季には気分の落ち込みが酷く冬期鬱ではないかと自分で考えていました。寒くて動きたくない、動けないという感覚が、体を動かすようになったことで改善してきたようなのです。
楽しみとしての登山という趣味もでき、生きる楽しみができたのも良かったのだと思います。
終わりに
自律神経という、薬ではどうにもならない部分で悩んでいる方々には向いているんではないでしょうか。あとは体調不良の原因が病院でもわからない方々、自分で何がストレスなのか分かっていない方々には向いているかと思います。
仕事や人間関係によるストレスは自分でも気付きにくいもの。
これが普通、これはやらないといけない、これができて当たり前だという思考が当然のようにあると、仕事を変える等の“環境を変える“ということに罪悪感や不甲斐なさを感じやすいかと思います。
意外と自分のことを自分が一番わかっていないことだってよくあることです。
ある程度の人が普通にできることも、自分にとってはすごく難しかったり、合っていないってこともあると思います、逆もしかり。
自分に合った職場や仕事、生活リズムなどがあるはずですから、臆せず環境を変えるということに取り組んで行ってもいいと思います。