相手の話を聞くことが本当に大切だと実感しました。特に相手の好きなこと・興味のあること・関心にこちらも関心をもつことが大切だと感じました。私の体験談から基づいた「聞くこと」の大切さ・重要さをここでは紹介しているのですが、本当に考えされられたので記事として紹介しています。
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対人関係には話すことよりも聞くことが重要?
人は基本的に自分を受け入れてくれたり、自分に興味をもってくれることをとても嬉しく思うし、「この人にならどんどん話したい」と心を開き、信頼関係が築けると思うからです。
自分の考えや経験は横に置いておき、相手の話だけにまずは集中することが大事だと思います。
体験談としては、「話し手が話したくなくなる」ことをやりがちな人が多く、そういう方は「良い人だけど好きじゃない」という印象になり、そこからの関係を深めようとはなかなか思えません。努力したことはありますが、1:9の割合で相手がほとんど話すのでとても疲れました。
「話したくなくなる」ことは、相手の話を奪う、最後まで聞かない、話が一方的でキャッチボールではなくプレゼンになっている、携帯を見ながら聞く、すぐに否定する、などです。
話を聞くのは無理をして聞き続けるのではなく、まずは聞いたり質問したりした上でこちらの意見を伝えると自分も相手も心地の良さを感じました。
相手の話を最後まで聞くこと
話を聞くコツは、相づちを相手のペースに合わせて適度にうつこと。「へ~、そうなんだ!」や「それで?」と続きを促すこと。聞いている途中で「自分はこう思うけどな…」などと思っても、口に出さずにまずは相手の話を最後まで聞くことだと思います。
慣れてきたら、相手の話を少しまとめて返すのも効果がとてもあると思います。これは心理学での技術としてありますが、小手先の戦略というイメージではなく大前提として「この人と仲良くなりたい」と思っているかどうかがととも重要だと私は思います。
理由は、言葉よりも態度に思いが表れるからです。「自分が好かれたい」とか「この人をコントロールして利用しよう」とかいうよこしまな思いが根底にあれば、同じ「話を聞く」行為でも相手に伝わる微妙なニュアンスが違ってくると思いますし、長続きしないと思います。
一番気を付けることは、「この人とどうなりたいか」という目的を意識すること。会話の「上手い・下手」は全く気にする必要がないと思っています。
聞くほうが大切という意識
私は以前、自分の思いを全面に出しすぎてしまい(分かってほしいという目的がありました)その結果、対人関係は続きませんでした。私自身もその人のことを好きではなかったと思います。
「この人とどうなりたいか」という目的をまず意識することで、「仲良くなりたいなら自分の思いを全て言わなくても良い、聞くほうが大事だ」と考えも変わり、余裕をもって楽しめるようになりました。
自分と意見が違う時は「そう思うんだね、私はこういう風に思うんだけどどうかな?」などという言い方にすれば自分も無理なく意見を伝えることができ、それを受け入れてくれる人とは良い関係が作れました。
「共感」と「助言、解釈、解決」は別物
NG行動は、よくしがちなことだと思います。それは「求められていないアドバイス」「勝手な解釈を押し付ける」「相談されたと勘違いして肩代わりして解決したがる」の3つに注意が必要です。
基本的には質問ではないことにはできるだけ答えない方が賢明です。「共感」と「助言、解釈、解決」は別物だと思います。
「助言、解釈、解決」を求められもいないのにしてしまいがちな理由は、「自分はこんなことが言える、できる」とアピールしたり「自分はこう思うんだ」と考えを押し付けたりと「自分だけで相手をみていない」ということになり、「聞いてくれてない」「聞いてくれるだけで良いのに」という思いにしてしまい、すれ違いが起きてしまいます。
「人は自分で解決することができる」と相手を信じて、答えをすぐに出さずに気長に接する寛容さをもつことも大事だと私は考えます。
1つに絞るのもアリ
これまでの話は理想論に聞こえて「できたら良いけど実際には難しい」とか「相手が明らかに変なことを言うから自分が分からせてあげないといけない」などと思われることもあると思います。
一気にしようと思うと無理をしたり大変だと思うので、「今日は相づちに気をつけてみよう」とか「アドバイスはしないようにしよう」など一つだけに絞ってみるのも良いと思います。
それから今までうまくいかなかったことを思い出してみるのも効果的です。仲良くしていたと思っていた人が離れていったり、急に冷たい態度をとられたりした時、「あの時喋りすぎてしまったからかな」「相手の意見を聞いていなかったな」と自己点検をしてみることです。(落ち込む必要はありません。)「こうしたらどうなるのか?」「こうしたからこうなったのか?」という視点で見てみることと、まずはやってみて、それからまた考える、ということが私にできるアドバイスです。