思い出したくない失敗などをいつまでも引きずってしまわない、「まあいっか」とつぶやいて忘れる方法を紹介します。
後悔しない・引きずらないようなモチベーション維持の方法
井上智介著『1万人超を救ったメンタル産業医の 職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全 』を読んだことです。
私は小学生のころから周りを気にしながら生きている人間でした。そこで、何をするにも「人からばかにされたらいやだな」とか「人を怒らせたらいやだな」など常々考えながら言動に気を付けていました。
そのため、恥ずかしいことを言ってしまったり、してしまった時の後悔と落ち込みようは果てしなかったです。
そして、そういった失敗を私はすぐに忘れることができずに、いつまでも自分の中に残していました。お風呂に入っているときや、寝る前なんかは必ずと言っていいほど過去の失敗の光景を思い出しました。それで、気が滅入り、ひどいときは何もする気が起きないこともありました。
思い出したくないことを想像しよう
まず、「まあいっか」と声に出して、思い出したくない場面を想像することです。とても実行しやすく、シンプルな方法です。
人間は忘れようとすればするほどその記憶を深く刻み込む性質があります。その性質があるにもかかわらず人間は無理に忘れようとするので、余計に忘れられなくなるのです。
その反面、記憶するほどのことでもないものは人間はどんどん記憶から消去していきます。
その性質を活かして「まあいっか」と声に出すことで、思いだしたくもない失敗がどうでもよい記憶に変わり、忘れることができるのです。
こういった思い出したくないことは、人間のストレスになります。特に人間関係がストレスの大半を占めるため、思い出したくない失敗を忘れることは、生きやすくするための方法でもあります。
人の目を気にしなくなった
一番は人の目を気にしなくなったことです。それによるストレスが本当になくなりました。
この方法に出会うまでは、失敗を恐れるがあまり人の目を気にして生きてきました。何をするにもいいように見せるための努力をしていました。承認欲求もかなり強かったと思います。
それは、なかなか嫌なことを忘れられないという私の特性が強かったからだと思います。
しかし、「まあいっか」とつぶやくようになり、面白いくらいに色々なことを忘れられるようになり、いちいち気にしないようになりました。
こんなに人を気にしないで生きることが楽なんだと気づけて、仕事も嫌ではなくなりました。生きる上でのストレスのほとんどは人間関係なので、この方法を知ることができて良かったです。
まとめ
人を気にしながら生きている人です。人に嫌われたくない、人にばかにされたくないと強く思いながら生きている人は、自分の失敗が嫌になり、いつまでもそれを引きずりながら生きてしまうと思います。そういう人は言い換えたら、人に好かれたい、人に認められたい承認欲求がとても強い人です。
それは他人が自分の生き方に深くかかわっていることになります。他人を中心に生きてしまっています。抱えるストレスの大部分は人間関係です。その人間関係をうまく断ち切ることができず生きるのが辛い人はこの方法をぜひとも知って、実行してほしいです。私と同じように、何事も「まあいっか」と流し、生きることが楽になればいいなと思います