私の悩みは吃音であることです。吃音と言うとよくわからないと思いますが「どもり」と言うとわかりやすいと思います。
一定の単語や言葉が詰まったり出てこない症状のことです。私がそこから立ち直った方法は仕事を辞め自分らしく生きることでした。
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「吃音・どもりで苦しんでいる悩み」立ち直るためにできることは?
私はネットで吃音(どもり)というものを知りました。当時私は信用金庫に勤務していましたが、ある時急に言葉が出づらくなったのです。恐らく人間関係のストレスや、仕事が忙しかったことが原因だと思います。
ある日の朝礼で「いらっしゃませ」と言う言葉が出なくなってしまいました。その時はただ恥ずかしく悔しかったのは今でも覚えています。
その時は支店長に助けられましたがその後も何度も改善を試みるも結局は悪化するばかりで改善することはありませんでした。
また、人間関係が悪かったことも大きな問題でした。私の職場は体育会系で男はほぼ野球出身者でした。だからあいさつが大事で、それが満足にできない私。合うはずがありません。とにかく苦労しました。
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吃音のためにできることは「自分らしく生きること」
役立つ知識、それは会社を辞めるということです。そして自分らしく生きるという事です。
吃音(どもり)のことを知らない人は、「努力が足りない、そんなの気合いの問題だ、大した問題ではない、気にしすぎだ」などと言ってきますが本人にとってはすごく大きな問題なんです。
自殺する人もいるらしいですが、吃音者からすると納得です。私も何度も死のうと思いました。でも今の私が、そして同じような方に言いたいのは仕事を辞めなさいということです。
ただしせっかく就いた仕事、勢いだけで辞めない方がいいと思います。1つ聞きたいのはあなたはその職場で「誰のために、何のために働いていますか」ということです。
ちなみに私は母の為に、世間体の為にやりたくないことをやっていました。「せっかく私みたいな場違いな人が入れた会社なんだから」と言う理由で働いていました。私の職場は新卒は大卒の方が多数で専門卒で入った私は劣等感が凄かったんです。
私のように「他人の為に働いている」「毎日が辛くて辛くてしょうがない」という人は今すぐに辞めてください。「他人」ではなく「自分」のことを最優先に考えるべきです。
心が楽になった
結論から言って楽になりました。とはいっても今でも仕事はしています。私が言いたいのは「そこ(今の職場)以外でも仕事はあるよ」ということです。
私のことで言えば、実家に住んでいたにも関わらず母に相談もせずに辞めました。母の為に働いていたこともあり母に打ち明けるのが怖かったんです。日ごろから母にはこのどもりのことを相談はしていたものの「別に気にならないよ」と言われるだけでした。
この問題、非吃音者(吃音者じゃない人、どもらない人)にはわからないんです。結果母に報告して激怒。そこから実家で就活をするもケンカをし家を飛び出しました。所持金は祖母に借りた11万だけでしたが今もなんやかんや生きています(笑)変化は色々とありますが辞めた直後、心がふわっと軽くなりました。
そしてその手持ちの11万でアパートを借り、今は派遣として働いてます。1番の大きな変化は夢が見つかったことです。フリーランスとして働きたい、自分で、パソコン1つでお金を稼げるようになりたいという夢です。
正直今はとにかくお金がなくて苦労していますがそれでも生きています。金欠と言っても死ぬことはありません。どうしても辛いときは周りに頼ればいいんです。
辞める時職場の上司や先輩や、家族までもが色々と言ってきますが、その職場を辞めても生きていけるんです。
吃音で苦しんでいる人
私が今回書いた記事は吃音者(どもりで苦しんでいる方、仕事を中々辞められない吃音者)向けです。吃音者にとって人と話す職場と言うのは毎日が地獄です。これは全然大げさではありません。
私も同じです。本当に毎日が地獄でした。自分のことを分かっているように言ってくる上司が大嫌いでした。仕事終わりに車の中で泣いた時もありました。何度も何度も「この仕事が終わったら死のう、、、」と思いました。
でもそんなに涙が止まらないなら、そんなに苦しいなら、そんなに辛いなら、死にたいんだったら、いっそそんな会社辞めてしまいましょう。自分のことを1番知っているのは自分です。自分の1番の味方は自分です。
他の誰でもありません。大丈夫です。辞めたって生きていけます。私がついています。やめれば自分が進むべき道が見えてきます。夢だって見えてきます。あの頃あれだけ泣いた私も、今は笑うことの方が多いです。この記事が1人でも多くの方に読んでいただければ幸いです。